唇が触れる直前で、雪乃がゴソゴソと動いた。 俺は慌てて彼女から離れる。 「…ん」 「?」 「青山さん」 「…」 さっきから聞き取れないような寝言を言ってると思ったら。 なーんだ、兄貴の夢を見てたのかよ? 「何?」 俺はふてくされたようにそう答える。