「ブーッ。せっかく亮介君と同棲するチャンスだったのに」 「自覚を持ちなさいっ」 子どもみたいに言い争う2人に、俺はため息をつく。 「もういいよ。とりあえずホテルに泊まるから」 「そうね。それが一番ね!」 「その間に部屋見つけるわ。笠井さん、引き続き頼む」 スタジオの喧騒から逃れる為に、廊下へと出た俺。 すると廊下の向こう側から見慣れた女が歩いてくる。 「あ、亮介だ!」 「雪乃」