『藍ー!有紗ー!』



私が叫んだ瞬間
二人はビックリして
当たりをキョロキョロと
見はじめた。



そっか、
霧でよく見えないよね…




そう思い急いで二人の元に
駆け寄った。




「なんや、夏音か」



「もぉ、ビックリしたんだよお」



『あはは、ごめんごめん』



私は二人に謝り
そのまま一緒に
ログハウスへ戻った。