ふと有紗を見ると
私は背筋が凍るような
嫌な予感がした。



買物袋を持ち歩く翔平の隣には



………私に見せたことのない笑顔で歩く有紗。



まさか………ね?



私の頭の中は一瞬にして
不安で埋め尽くされてしまった。



結局その後家についても
二人の姿が頭から離れなくて
上手く眠りにつくことが
できなかった。