その日の帰り道。



二人と別れた後一人で歩いていると
道路の向こう側のスーパーから
見覚えのある二人が出てきた。



『有紗と……翔平?』



私は一瞬目を疑ったが
状況はすぐにわかった。



『あ、あの二人…
食事係だもんね……』



自分の中で納得したものの
店を出て歩く二人から
視線を離すことはできなかった。