恋の犠牲-真実と嘘-





いいから、話せと
少し優しい口調で言う修平に
私は昨日あったことを
涙ながら全部話した。



上手く話せなかったと思う。
多分今まで見せたことがないくらいに
修平の前でグシャグシャに泣いた。



修平は何も言わずに
ただただ頭を撫でながら
しっかりと聞いてくれた。




ちゃんと話せてないのに
私の一生懸命な話が
まるで全部明確に話せて
ちゃんと聞こえてるかのように
静かに聞いていてくれた。




一通り話し終えたところで
私は気持ちが楽になったのか
自然と笑顔がこぼれた。




『………ありがと、ね。』




修平に微笑みかけながら
私はそう伝えた。