恋の犠牲-真実と嘘-





「…おい、ちょっと、こい」



いつも不機嫌な修平が
今日は一段と不機嫌で
少し怖くなった。



『え!?…ちょっ』



無理矢理腕を引っ張られて
抵抗しようとしても
男子高校生の握力には
勝てなかった。




ある程度人気のないところで
やっと離してもらえたところで
次は壁と修平に挟まれるような
そんな状況になっていた。




反射的に顔を逸らす。
その反動で眼鏡が落ちてしまった。




そこで修平が口を開く。




「…お前、その目なんだ」