恋の犠牲-真実と嘘-





「あれー?
夏音その髪どーしたの!?」



何か珍しいものを見るかのように
ジロジロと見てくる翔平。



それが少し恥ずかしくて
ちょっと俯きながら



『あ、有紗がね、
やってくれたんだ!
似合う…かな?』




と、恐る恐る聞いてみる。
翔平はさっきまでの
珍しいものを見る顔から一転
ニコッと笑って




「うん、かわいい!」



とピースサインをした。




その仕草を見て嬉しくなり
私は顔を赤らめたが
外の暗さと火の明かりのおかげで
どうやら周りには
気づかれていないようだ。