3年分のキス





急に恥ずかしくなってきて
綺麗な夜景に目を泳がせた

満天の星空である



「そのドレス、着てくれたんだ」


わたしはその声を聞いてドレスの裾をつまむ
いろいろ聞きたいことはあったけど、今はこのまま話をしていたい気分だった


「その節は…ありがとうございました」


わたしにつられるようにして彼も星空をみつめている



「やっぱ似合う」


「いやいや、そんなことは…」


「可愛いってゆってんだから認めなよ」



かわいいって…