急に恥ずかしくなってきて 綺麗な夜景に目を泳がせた 満天の星空である 「そのドレス、着てくれたんだ」 わたしはその声を聞いてドレスの裾をつまむ いろいろ聞きたいことはあったけど、今はこのまま話をしていたい気分だった 「その節は…ありがとうございました」 わたしにつられるようにして彼も星空をみつめている 「やっぱ似合う」 「いやいや、そんなことは…」 「可愛いってゆってんだから認めなよ」 かわいいって…