小鳥のさえずりが聴こえて目を覚ますと なんだか今までみていた世界が別物のように思えた 蓮はまだ、隣で寝息をたてている おなかの下あたりにまだ、昨日の熱が残っているような気がして いてもたってもいられなくなった わたしは彼を起こさないようにそっとリビングにむかった カーテンをあければ そこにはいつもと同じ景色が広がっている 「…仕方ない」 ぽつり、わたしはそう呟いて朝食の準備をすることにした もう、昨日のことは思い出さなければいい そう自分に言い聞かせて。