引っ越し作業はものの2時間で終わり さっきまで騒がしかった家には わたしと蓮の二人きりになっていた 両親もいつの間にやら 仕事があるから、と帰っていた あたりは薄暗くなりはじめていた 「夕飯つくろっか」 「…あ、うん」 彼のこの返事からは 彼が相当緊張してることが伺えた わたしはキッチンへ向かって冷蔵庫を覗いた 「何にもないじゃん」 わたしの呟きに彼も駆け寄ってきて 一瞬になって冷蔵庫を覗いた