病室では力玖斗が笑顔で迎えてくれた。

私は無理に笑顔を作り、力玖斗を安心させようとしたけど、なぜか涙がこぼれてきた。
病室で、力玖斗の前でもう涙がでなくなるほど泣いた。

そして力玖斗は私よりも何倍も強かった。


医者に呼ばれて診察室に入り、先生の言葉を待った。
「大変申し上げにくいのですが、力玖斗くんは肺炎を患っております。」



は・・い・・え・・ん・・・・。

あんなに元気だったのに?あんなに笑顔だったのに?

「しかも、もう手遅れの状態です。なんでもっと早く病院に連れてこなかったんですかっ!」

泣いた。泣いた。もう体中の水分がなくなるほど泣いた。
まだこんなに泣けるんだ・・。
そう思うともっと涙がこぼれた。



診察室をでてから3ヶ月後・・・。