ガラガラッ


またそこには、強面の佐藤という医者が美人の看護師さんを隣に体型にしてはちっちゃすぎるほどの椅子に座っていた。


あれから、父ちゃんが作った朝食を食べ歯磨きを済ませ、車のドアを開けた。

で、今富士Pハイランドのお化け屋敷よりも怖い場所に来てる
そう。それは病院。


隣で母ちゃんが小刻みに震えている。

佐藤とかいう医者が口を開きはじめた
俺は覚悟をしていたのに、口からでた言葉は、
「健斗くん。ちょっと待合室で待っててくれるかな?」
てことは・・・。何かがある。俺の体には魔物が棲んでいる。

ボーっとしてる間に看護師さんが俺をロビーまで案内した。


心配でたまらなかった。鼓動がいつもよりはやい。




診察室では母ちゃんがのこされていた。