「何ソイツ!最低じゃん!」

「玲、あたし騙されてたんだよね‥‥」


まだ泣きまくってる里奈を見ると
怒りがマジでこみあげてくる。


「もう戻りたいとか思ってないよね!?」

「思うわけないじゃん!過去消したいくらいだよぉ‥‥」

そう言って里奈は
涙をぼろぼろこぼしながら私の机に顔を伏せた。



里奈、あたしと一緒で、
彼氏いたことはあったけど
そーいう『経験』はなかった。

だからつまり『コウ』が初めてだったんだ。


なのにこんなの!
絶対許せない!!!

ひどすぎるよ!!



―‥‥あたし決めた!