だが、綾音が咲希の家に通い始めた年の冬、綾音の父の転勤がきまった。 綾音は、咲希と健にそのことを伝えにいった。 綾音の引っ越しまで、あと一週間しかなかったからだ。 綾音が、健と咲希にそのことを話すと、2人は、 「嘘だ」 と言って、信じなかった。 綾音は、なんども本当だと伝えた。 それでも2人は、信じてくれなかった。 綾音はそれがショックだった。 そして、腹立たしさも覚えた。