「あれぇ?里乃ちゃん何かブドウ臭くなぁい?」
いつの間にかあたしの前に立ってたのは、このブドウ臭の原因。
「里乃的にはぁ、なっちゃんが原因なんやけどぉ。」
「なっちゃんとかキモいねん、椎名。」
「里乃ちゃんとかキモいねん、森原。」
あたしが森原菜子とバトってる間、拓海の目は光ってた。
「あ、ジュースありがとう、森原!」
「は?気安く喋りかけんな秋山。」
えぇえ!
拓海撃沈してるよ!
短いモテ期やったね。
「てかあたしをいじめることに手間と金使いすぎやろ。」
「せやねん!ちょっと聞いてくれる!?
もうネタもつきたしさぁ、お金出すのもめんどくさいしさぁ。
てか何か飽きちゃったし?
うち熱しやすく冷めやすいタイプやねん。
だから何かもう杜崎くんのこと好きじゃないかも!
いじめるんやめるわ!飽きたし。
ってことでこれから友達としてよろしく、里乃ちゃん。じゃあねー!」
そう言って走り去って行った森原菜子通称なっちゃん。
「…あいつのキャラがいまいち捕まれへんのって俺だけ?」
「…あたしもやで、拓海。」
「てか里乃なんかブドウ臭くない?」
「シネ翔太。」
「部長しつこい。」

