「おはよー。」
「あー、はよ。
また遅刻ギリギリやん。」
なんとか予鈴前に間に合った〜。
今あたしに話しかけてきたんは、my親友s。
上からバスケ部部長の矢野翔太。
その次はバスケ部員の秋山拓海。
今は9月やから先輩らが引退して翔太が跡継いだらしい。
まぁ、あたしもこう見えて弓道部部長やってるし。
ちなみに二人共マイダーリンの杜崎光の先輩やねん!
光は一個下の1年やけど他の先輩らに負けへんぐらい強い。
あたしはバスケのこと良く分からへんけどな!
「1時限目なに?」
「数学。」
「だるっ。よし寝よ。」
「拓海はいつでも寝てるやんか。」
「失礼やな、里乃。
俺やってやるときはやるねんぞ。」
「ほな、さっさと自分の席に着けアホ!」
「「「は?」」」
いきなり入ってきた声にびっくりして後ろ振り返ったら、ハゲ…じゃなくてうちらの担任村内先生通称うっちーが鬼の形相で立ってた。
「は?ちゃうわ! もう本鈴鳴っとるっちゅーねん!」
「「「あらら。」」」
「あらら。ちゃうわアホー!」
これがあたしのいつもの朝の学校です。