あの後ちゃんと仲直りして。
数日後、相変わらず学園生活をエンジョイしていたあたしにまたまた嵐がやってきました、まる。
「…何なん、これ。」
そう、あたしの手の中には1通の手紙。
学校に来て靴を履き替えようと靴箱を開けたら入ってた。
「まさか、ラブレター!?」
あたしにも、あたしにもついに!
「何ニヤついとんねん。キモいで。」
あの後教室に入れば、もう学校に来てた拓海にひどいことを言われたけど、今のあたしは傷つかない!
「聞いて驚け。あたし、ラブレター貰ったかも。」
そう言えば丸く大きくなる拓海の目。
「ラ、ラブレター!?」
「え、ラブレターが何?」
拓海が叫んだかと思ったら、その後ろに翔太。
「誰がラブレター貰ったん?」
「り、りりり里乃が!」
拓海がそう言ったかと思ったら、翔太も驚いた顔をして。
「…お前、人間にモテて良かったな。」
「え、何そのセリフ。あたしのこと何やと思ってるわけ?」

