それから…
その子供は毎日やってきた。

「ジャック!お前はジャックだぞ~。俺はウィン!言ってみろよ。ウ・イ・ン!」

一人で勝手に喋って喋って…

「今日は俺が飯持ってきたぞ。さぁ食え!!」

だんだん距離を縮めてきて…

「ジャック……触ってもいいか?」

でも悪くない…

「見ろ!ジャックが嫌がらないぞ。お前も触って見ろよ。」
「いえ…私めは遠慮いたします…」

あぁ…たぶん…
コイツだけだからだ。

周りとは違う。
オレを嫌に見ないのは…








「ウィン……」