あんな劉のつらそうな顔を見るのは久しぶりだ。 中学時代にいじめられた時以来かな・・・? なんだかんだでいいヤツなんだよね。 『雪華。そろそろ夜の見回りに行かないと・・・』 「そうだね。じゃ、行こっか。」 この事件が私の運命を変えるとは思わなかった。 まだまだ、これは事件の序章にしかすぎなかった。