「うわー……ユーリさんから着信が入ってる。しかも、5回」
「言うたんやけどな。飲みに行くって言うてたって」
全然違う話か。
「一応連絡してきます」
彼女が席を立つ前に自分の携帯も見てみる。
「あ、ヤバイ。レイからや」
「え?」
「何回かけてんねん、あいつ……」
「先、かけなおしてきます!」
彼女は席を立ったが、自分はその場で番号を押した。
「あ……」
『今どこ?』
何イライラしてんねや。
「今は、愛ちゃんとさっきの……」
『どこ?』
何で怒ってんねや、あいつ。
「さっきの鍋屋の近く」
『何してるの?』
「飲んでる」
『2人で?』
「悪い?」
『悪いね……』
「元気になったんかいな?」
冷やかし半分で聞いてみる。
『俺も行くよ』
「ここへ?」
『店の名前は?』
「……バカラ」
『じゃ』
何が、「じゃ」や……。
というか、俺もってことは、ユーリとジュンイチはどうなったんか……。
思いを巡らせる暇もなく、すぐに彼女が帰ってくる。
「どやった?」
「今どこって。レイジさんが心配してるからって」
「ゆーたんやけどなあ、まあ、レイには言うてないけど、ユーにはちゃんと飲みに行くって。しかも今からレイが来る言うし」
「え、何で??」
「なんか知らへんけど」
一口。カクテルを口にする。せっかく自分も軽めのを頼んだのに。
「言うたんやけどな。飲みに行くって言うてたって」
全然違う話か。
「一応連絡してきます」
彼女が席を立つ前に自分の携帯も見てみる。
「あ、ヤバイ。レイからや」
「え?」
「何回かけてんねん、あいつ……」
「先、かけなおしてきます!」
彼女は席を立ったが、自分はその場で番号を押した。
「あ……」
『今どこ?』
何イライラしてんねや。
「今は、愛ちゃんとさっきの……」
『どこ?』
何で怒ってんねや、あいつ。
「さっきの鍋屋の近く」
『何してるの?』
「飲んでる」
『2人で?』
「悪い?」
『悪いね……』
「元気になったんかいな?」
冷やかし半分で聞いてみる。
『俺も行くよ』
「ここへ?」
『店の名前は?』
「……バカラ」
『じゃ』
何が、「じゃ」や……。
というか、俺もってことは、ユーリとジュンイチはどうなったんか……。
思いを巡らせる暇もなく、すぐに彼女が帰ってくる。
「どやった?」
「今どこって。レイジさんが心配してるからって」
「ゆーたんやけどなあ、まあ、レイには言うてないけど、ユーにはちゃんと飲みに行くって。しかも今からレイが来る言うし」
「え、何で??」
「なんか知らへんけど」
一口。カクテルを口にする。せっかく自分も軽めのを頼んだのに。

