「じゃあ、適当に頼んでええ?」
「はい、お任せします」
これ……誘われちゃってんのかなあ。なあんか、綺麗な女の子をレイジが住まわたって聞いたけど、ちょっと想像と違うし、これは本当にただの同居なんかもしれんな。
ではまず、軽めで甘い物を。
「酒、弱い?」
お持ち帰りコースで攻めてもええもんか……。
「多分、強い」
「じゃあもっと強めのが良かったかな」
「どうかな……」
その瞳はこちらを捕らえていない。
「今、何してるん? 仕事」
「電気屋さんです」
「へえ。意外」
「何っぽいです?」
そう言われると悩むが。
「うーん、受付、とか……」
「うん。なんか、そんな接客とか、販売とかしてそうにないってよく言われます」
「電気屋さんって大変ちゃう? なんか売り上げとか」
「そうですね。でも、売り上げおいかけるのとかスキなんですよ。だから自分に合ってるなあって思って」
「分かるよ。俺も、やっぱりギター轢いてるのが合ってるっていうか。それ以外に考えられへんから転職せーへんのやろなあ」
「ユキトさんがサラリーマンって、想像つきません(笑)。まずどんな髪型にするのか、から決めないと(笑)」
「いや、俺は七、三でもやるけどね(笑)。まあ、似合うかどうかは別よ」
「ずっと髪の毛、長いんですか?」
「そやね。もう10年くらいこのくらいの長さ」
「短くしたらどうなるんだろう」
「老ける」
「(笑)、……おいくつなんですか?」
「43」
まっすぐ答えて、割と本気な自分を知る。
「見えない!!」
「そ?(笑) 」
「全然!! やっぱり、努力してるんですか?」
「まあ、髪の毛洗うん面倒でも我慢してるってとこは、一応努力かな」
「そっかあ……」
彼女はポケットに手を突っ込んで携帯を出した。番号を教えてくれるのか? それは次回、ということなのか??
「はい、お任せします」
これ……誘われちゃってんのかなあ。なあんか、綺麗な女の子をレイジが住まわたって聞いたけど、ちょっと想像と違うし、これは本当にただの同居なんかもしれんな。
ではまず、軽めで甘い物を。
「酒、弱い?」
お持ち帰りコースで攻めてもええもんか……。
「多分、強い」
「じゃあもっと強めのが良かったかな」
「どうかな……」
その瞳はこちらを捕らえていない。
「今、何してるん? 仕事」
「電気屋さんです」
「へえ。意外」
「何っぽいです?」
そう言われると悩むが。
「うーん、受付、とか……」
「うん。なんか、そんな接客とか、販売とかしてそうにないってよく言われます」
「電気屋さんって大変ちゃう? なんか売り上げとか」
「そうですね。でも、売り上げおいかけるのとかスキなんですよ。だから自分に合ってるなあって思って」
「分かるよ。俺も、やっぱりギター轢いてるのが合ってるっていうか。それ以外に考えられへんから転職せーへんのやろなあ」
「ユキトさんがサラリーマンって、想像つきません(笑)。まずどんな髪型にするのか、から決めないと(笑)」
「いや、俺は七、三でもやるけどね(笑)。まあ、似合うかどうかは別よ」
「ずっと髪の毛、長いんですか?」
「そやね。もう10年くらいこのくらいの長さ」
「短くしたらどうなるんだろう」
「老ける」
「(笑)、……おいくつなんですか?」
「43」
まっすぐ答えて、割と本気な自分を知る。
「見えない!!」
「そ?(笑) 」
「全然!! やっぱり、努力してるんですか?」
「まあ、髪の毛洗うん面倒でも我慢してるってとこは、一応努力かな」
「そっかあ……」
彼女はポケットに手を突っ込んで携帯を出した。番号を教えてくれるのか? それは次回、ということなのか??

