新聞を片手に しゃがみこんだ。 あたしだと思ってた。 あの後藤田優貴にとっての一番は… あの子だったの? あたしの敵的存在の女。 あたしと世間の人気を 二等分するくらいの敵。 確かに あの子はあたしと正反対で 目はキレメが入ってないクリクリとした二重で ふんわりした セミロングの髪。 あんまり背の高くないのがまた可愛い。 そんな可愛い系モテ子にあたしは負けたんだ… あたしよりその子を 選んだんだね…? あんなに好きって言っといて… 無責任よ…