(by翔)
さっきから様子がおかしい。
只今愛と下校中。
さっきから何も聞いてない。
何かを考えてる。
「おい!聞いてんの?」
いきなりでけぇ声だすと、愛がビクッとした。
「ほぇ?あー聞いてたよ!」
曖昧な返事にムっとする。
大人げねぇーって思うけど。
まじで気になる。
「じゃあ今何話してた?」
すかさずSな俺登場。
愛はやっぱり聞いていない様子。
アタフタしている。
「ごめん。本当は聞いてなかった。」
少し潤目で言う愛。
すっげー可愛くてすぐ許す俺。
だって上目線よ?
どーだってよくなる。
んしたら愛がいきなり、
「あのね!今日の昼休み告白された!」
はっ?愛が必死になって言ってた。
告白?
「誰?」
やばい。メチャクチャ不安。
「森田君。」
あーあいつか。
今すぐにでもアイツの所行ってぶん殴りたくなってきた。。。
イライラしている俺に気付いたのか、
「本当にごめん!でも私が好きなの翔だけだから!」
って言って飛び付いてきた。
おいおい。ここ通行量の多い道路だぞ?
仕方なく空き地に連れ込む。
ヤベぇ。またSな俺登場。
「でもまじで心配するんだけど。」
チラっと愛を見ると何度も謝ってる。
すぐに許そうと思ったが、なんか勿体なかった。
「どうしたら許す?」
少々上目線。
俺の心臓バクバク。
「んじゃぁ愛からキスして。」

