いつもと同じ休日、なのにそこには少しだけ違和感があった。
いや、いつもと同じだから違和感がある。
何だか気の抜ける様な違和感。
「どうしたの?」
麻理は炊飯器に磨いだ米を入れ、俺の方に顔を向けた。
「なにが?」
「ぼーっとしてるから。」
麻里は俺が考え事をしているとよく声を掛けてくる。
考え事をしてる事もよく見抜く。
今回も見抜かれているようだ。
いや、いつもと同じだから違和感がある。
何だか気の抜ける様な違和感。
「どうしたの?」
麻理は炊飯器に磨いだ米を入れ、俺の方に顔を向けた。
「なにが?」
「ぼーっとしてるから。」
麻里は俺が考え事をしているとよく声を掛けてくる。
考え事をしてる事もよく見抜く。
今回も見抜かれているようだ。


![Cold Phantom [後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.759/img/book/genre4.png)
