Rainy days never stay～心の傷痕～

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「ごめん、遅くなって。」

定時退社日の水曜日。

久々に大学時代からの親友・遠藤楓と会うことになっていた。

帰り際、少しバタバタして会社を出るのが遅くなってしまった私は、待合せ時間に30分程遅れて目的のお店に着く。

既に楓はビール片手に一杯やってる。

「全然問題ないよ～。元気だった？？」

彼女と会うのは約2ヶ月ぶり。

いつもは最低でも1ヶ月に1回は会っているから、本当に久しぶり。