「・・・ごめんなさい。」 「何で桜子が謝るんだ、何も悪いことしてないじゃないか。」 「私はあなたをいっぱい傷付けた。」 「バカだな、傷付いたのは桜子の方だろう。」 私は首を横に振る。 そして顔を上げ、彼を見つめた。 「大好き。愛してます。」 やっと言えたこの言葉。 「私、陽樹さんと一緒に幸せになりたい。」 彼は微笑えむ。 「やっと聞けたな、その言葉。 もう絶対離さない。」 彼は私の顎をそっと持ち上げ、優しく唇に指で触れる。 「愛してるよ。狂おしいほどに。」 そして、熱いキスをした。