まさか、そんなこと・・・。 「もしもし、お兄ちゃん。私、真琴だけど。 お父さんが用事あるから電話くれって。じゃ、よろしくね。」 相手は真琴と名乗った。 しかも彼のことをお兄ちゃんって・・・。 こんな偶然は有り得ない。 私の中で、今まで疑問に思っていたことの謎が解けた様な気がした。 そして、それと同時に私はその場に崩れ落ちた。