Rainy days never stay~心の傷痕~

「私の方があなたに絶対相応しいのに。
容姿だって私の方が可愛いわ。彼女に負ける理由なんかないもの。
長谷川さんは騙されてるのよ。
だから私がこんな女、排除してあげようと思ったのに。」

「俺のため?」

「そうよ、あなたは私がお願いしても携帯の番号さえ教えてくれなかった。
なのに、この女にはあんなにあっさり教えて・・・。」

あの時の会話、聞かれてた・・・。

「絶対にあなたは騙されてるわ。」

「だから桜子の後を付け、嫌がらせを始めたのか?」

そして、あの日から無言電話が始まった・・・。

「わざわざお昼まで一緒して、この女に私のものに手を出すなって忠告してやったのに・・・。」

なのに私はその忠告を無視して、彼に家まで送ってもらった・・・。