「足疲れてねぇか??」


「うん、大丈夫。」



あれから美希達と別れ、また祭りを楽しんでいる。



大丈夫とは言ったものの、正直辛い。



でも、迷惑はかけられないから。



「あそこで少し休むか。本当は足痛いだろ。」



「えっあ…うん。」



やっぱ翼には敵わないなぁ。



「俺、ちょっと飲み物買ってくるな。すぐ戻ってくるから。」



そう言って行ってしまった翼。



この時、翼がどこか離れていってしまう気がしたが、気のせいだと思いこんだ。