先生が恥ずかしそうに左手で口元を抑えた瞬間、先生の横顔が目に入った。 やっと見せてくれた先生の顔は、いつの日か見た真っ赤な顔だった。 「……っっ、せんせっ!!」 「ちょ、何で泣くんだ?」 「だ、だって…っく」 先生は女心が解っているのかいないのか微妙だ。 普通好きな人からこんな事言われたら嬉しいでしょ? それに、私達は普通の恋愛と違って不安が大きい分、嬉しさが大きいんだよ? 「とりあえず車乗れ、な?」 「っっは、い……」 泣きじゃくる私に焦りながら、先生は車のドアを開けてくれた。