随分沢山のメールや電話が届いていた。

『具合はどうだ?きちんと病院には行ったのか?よく効く薬でも保険医に処方させようか?』

これは龍娘のメール。

『色々悩みがあるのは分かりますが、せめて学園には来て下さい。微力ながら、私も相談に乗りますから』

これは生徒会長。

『アリスカさんが来ないと、迷子になった時に困るよ!早く来て!』

これは方向音痴姉。

『いつまでもサボってんじゃねぇぞ!早く来い!』

龍太郎は励ましまでぶっきらぼうだ。

雛菊や小夜からもメールが届いている。

そんな中に。

『みんなも僕も心配してます、学校に来てください。僕の事が嫌なら、無視してくれていいですから』

啓太からも、メールが届いていた。