目が覚めた時、目に映ったのは白い天井だった。 体の何箇所かに巻かれた包帯に違和感を感じて、起き上がろうとしても、体がだるくて起きれずに再び天井を見上げる。 涙が、頬を伝った。 なんとなく、わかってしまった。 もう、この世に愛はいない。