「いってらっしゃい」
「いってきます…」
朝…
昨日の疲れが取りきれてない優さんを見送る
「あ、コレ…気休め程度でも…」
玄関の扉に手をかける優さんを呼び止めて、あるモノを渡す
「…栄養ドリンク…」
「…そんな1本で、疲れが取れるとは思ってないですけど…倒れない程度に頑張って下さい」
最近の優さんを見てると本当に心配で仕方がない…
いつか、倒れちゃうんじゃないかな?って心配になる
「心配してくれて、ありがとう…いってきます」
優さんは、栄養ドリンクを鞄にしまって、私の頭を撫でると玄関を出て行った
私には、頑張る優さんを応援することしかできない
だから…
私は今日も、お帰りなさいの準備をして待っています


