私はペットです。雌犬です。


ガサガサとプレゼントを包んでいた包装紙を剥がす

中から出て来たのは…


「…あの…これは?」

「ネックレスよっ!私とペアなの」


少し頬を染めながら、胸元のネックレスを見せながら、原山さんが言った


…まぢ勘弁して下さい

俺には心に決めた、年下の可愛い子がいるんです

とりあえず、原山さんからのプレゼントは綺麗に包装紙に包み直して置いておく

たぶん、二度と開封されることはないだろう


「じゃ、その段ボール下さい」


っと言って、原山さんから段ボールを受けとる

そして、気になって仕方がなかったプレゼントを手にとる

綺麗な薄ピンクの桜のハンカチに、リボンのヘアゴム

この、リボンのヘアゴムは今日クロが付けていた物だ

だから…たぶんこれは…

クロからの贈り物