「美味しいですか?」

「ん」


今日の夕食のメニューは
シーフードカレー

今日は普通に大学に行っていた優さんは、私より先に帰宅していた

だから、簡単な料理にした


「…大学行ってパニックにならないんですか?」

「特別に偽名で出席して、カツラ着用のダサメガネ着用…」


うわぁ…やっぱりアイドルって大変だなぁ


「仕事と大学…私には、そんな器用なこと出来ません…ってか、疲れちゃいそうです」

「疲れるよ」


ですよねぇ…


「だから、クロが癒して?」


っと言って伸びてきた、優さんの指は私の唇に…


「?!」

「口の端にカレーが付いてるよ?」


優さんが、私の口に付いてるらしいカレーを指で拭って…


「ぁ…」

「ん?」


カレーの付いた指をペロリと舐めた