すると…

玄関のチャイムがなる


「はーい」


私は無用心過ぎる

こんな早朝から来るお客様なんて…

居ないよね?普通…


「雨宮心菜…だな?」


玄関を開けて、そこに居たスーツにグラサンの男達2人に聞かれる

私は、馬鹿正直に頷く

すると、男達が一枚の紙を私の前に出す


「…1000万円…?」


何これ?

小切手?
1000万円くれるの?

いやいや…私、しっかり見なさい?

これのどこか小切手なの?
これは、どう見ても…


借金請求書でしょ…?