「あの、優さん。私、今日日直なので、もう家出ますね?」 時計を確認して、優さんのドアの前で喋る 「んー…棒に当たらないようになクロ。気をつけて、いってらっしゃい」 「いってきます」 中から返事が返って来たので、私も出発の挨拶をして家を出た ってゆうか… 棒にって…犬も歩けば棒に当たる…アレのこと言ってますか? 私は、優さんの中では完璧に、ペットの犬なんですね まぁ、いいです もう、犬でいいです そんな、投げやりなことを考えながら、前より少し遠くなってしまった通学路を歩んで行った