「ってぇ…いいとこだったのに。」 「やっぱりお前は、何も変わっちゃぁいなかったんだな。」 私は、震えて声も出なかった。 ただただ泣くことしかできなかった。 「美樹…おいで。ちょっと、外出よう。」 震えたままの私を、 おぶって1Fのテラスへ出た。 「声も出なかったんだな。 怖かったろ?ごめんな、気付いてやれなくて…」 震えが止まるまで、ずっと抱きしめてくれていた。 私の大好きな、温かい優しい腕で。 「し…柊さん…」