魔女の悪戯


「レオーっ!
行くぞーっ!!」


遠くでロナウドが声を張る。


忠純と魔女とのやり取りは聞かれていなかったようだ。


「今参る!」


忠純も一度振り返って声を張る。


水場の台の上の壊れた桶は、その一瞬で元に戻り、飛び散った水も中に戻っていた。


忠純は驚いたが、その水を手で掬ってバシャバシャと顔を洗った。


布で適当に水分を拭き取ると、ロナウドのところまで駆けて行った。