後になって
上着を羽織れば良かった
と後悔したが、
俺はそれよりも先に
目の前の光景に驚きを隠せなかった


"何故"
"どうして"
"何があってこうなった"

俺の中で
そのような感情が
いくつも渦巻いていた

何故なら…
救急車に運ばれていたのは
俺の愛する人だったから…