「最近夕食もあまり食べてないし…。受験前なんだから体調管理はしっかりしなくちゃ…」 兄は今にも泣きそうな目で僕を見る。 「僕の心配するなら自分の心配すればいいじゃないか!何で僕ばっかり辛い思いしなきゃいけないんだよー!!!」 僕はつい、兄さんにそう怒鳴ってしまった。 兄は悲しそうな顔をしてこう言った。 「オレは冷斗が一番心配だよ。だってオレの大切な双子の弟じゃないか…」