ノゾムが後ろで何か言っていたけど、あえて無視して私は学校へと向かう。 少し歩くと、ノゾムのことはブラックホールの奥底の彼方へ。 って感じで、忘れていた。 そしていまの私の頭の中はまっピンク。 イチゴミルクをこぼしたように、ピンク。 だと思う。 頭の中は桐谷先輩との妄想ばっか頭に浮かぶ。 我ながら、気持ち悪いと思う。 …が、私に妄想というファンタジーは、必要不可欠なので止めるコトなんて考えてない。 15年とちょっと生きてきたけど、妄想が実現したことは一度もない。