サッと着替えを済ませると、気分転換に外を歩くことにした。 玄関を開けると、涼しげな風が肌を撫でる。 私は太陽に向かって伸びをすると、歩き出した。 朝の匂いが好き。 爽やかな風や柔らかな朝日も。 朝日を浴びながら、ゆっくりと散歩コースを歩く。 街路樹が所々色づいて、季節の移り変わりを感じる。 しばらく川の流れに沿って歩いていると、前に類さんと出会った場所まで来ていた。 私はそっと芝生に腰を降ろし、ごろんと仰向けに寝転んだ。