そして、ちょうど1週間経った夜。 ベッドに入り、携帯を片手にウトウトしていると急に携帯が震えた。 その振動に飛び起きると、慌てて通話ボタンを押す。 「もしもし!」 少し声が上ずった。 すると、いつもの笑い声が鼓膜を震わせる。 「だから、慌てすぎだって言ってんだろ」 あぁ……。 いつものハルキだ……。