チョコレートケーキ

「はぁ…」



「どうしたのよ、溜め息なんかついて。」



教室への帰り道つい溜め息が出てしまった



「いやぁね、私もバスケにすれば良かったなぁって。バレー楽しくないんだもん。試合で他の子がミスしたら声掛けるのに、私にはかけてくれないし、おまけにコソコソ何か喋ってるんだよ!?」



「そりゃあ楽しいわけないか。でも、私種目が違うから何もしてあげられないし…そうだ!!羽津丘に言ってみれば?」



「羽津丘ね…」



「バレー担当だし、きっとアドバイスくれるよ。」



「だといいんだけど、なんかチクるみたいじゃない?」



「何も言わなかったら何も変わらないし、美羽が辛いだけだよ。」



「…わかった。」



期待はしていなかった


でも、一応提出するノートに書いてみた


“先生。あの雰囲気になじめないよ。
 ミスすると何か言われてるし。
 種目変えられませんか?”




帰る頃にはノートが返却ボックスに入っていた



“宇佐住のこと、気にはなっていた。
 次の授業、様子を見に行ってやる。”


そこには先生からの返事が書かれていた