“あぁ、寂しくなるな
 
 枕を濡らして寝るかもな”



えっ…




まさかこんな返事が来るとは思っていなかった



「って、冗談だよね。ははは…」


「何が冗談なの?」


後ろから希恵に覗き込まれた


「何でもない~」


私はそう言ってノートを勢いよく閉じた



「ふ~ん、何でもないんだぁ」


希恵はなんだか意味深な顔をしていた




ビックリした…

いろんな意味で本当にビックリした

でも嬉しくて、何か期待してしまう…




私ってバカで単純なんだ