ずるい君が欲しい









そして多分それから2,3日経った日




日直の仕事で放課後
誰もいない教室の戸締りやら
整頓やら日誌へ記入やらを
黙々と済ましていた







  がたんっ




「!?」


簡潔な音なのに静まり返る
教室には響きすぎていて
肩が大きく跳ねた




音がした教室の後ろ扉の方を
自然と向いてしまう




「あっ、...」



そこには不機嫌面の
羽生君がいて
言葉を一瞬失ったあたしと
ばっちり目が合った