「愛子〜!」


廊下に響き渡るバカでかい声。
振り返ると、叫ぶほどでもない距離にいる章太。


「叫ぶ意味あったの!!」


テンションも背も高くてただでさえ章太は目立つ。

つられて注目浴びるこっちが恥ずかしいっつの!


「今日花火やろーぜ♪」


「随分いきなりね」


「どーせ暇だろお前ら!」


「はいはい。凌は?」


「来させる。」


いっつもこいつは…約束っつう言葉を知らないんだろうか。

まぁ凌も慣れたと思うけど。





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