…もう。変な所に鋭いから! 思えば何も知らないことに気がつく。 もう、予備校が同じになって、仲良くなって…3ヵ月はたつのに。 誕生日も、好きなものも、好きな…タイプも。 「…2人にしてあげなくない」 愛子はニヤニヤしながらあたしの耳元でつぶやく。 「いーってばー!」 またムキになるあたしは、やっぱり嘘が下手だと思った。 _